NXTの中心選手として活躍したのちAEWへ移籍したアダム・コール。彼が在籍していた頃のNXTはインディレスラーたちの桃源郷といった雰囲気で、名勝負が量産されていました。
Podcast番組にゲスト出演した彼は、ブランドの成功にファンの存在が欠かせなかったことを明言しました。
本当に才能のある選手がたくさんいて、みんな強いインパクトを残そうとしていた。これまでに経験したことのないビッグステージで、世界に向けて自分の能力を示そうとしていたんだ。それがあの素晴らしい雰囲気を作り出していた。
前にも言ったけど、会場の観客がブランドの成功に密接に関係しているのはNXTも今のAEWも同じだよ。彼らは、チケットを買い、「このショーはヤバくなるぞ。試合を見るのが待ちきれない」と、ショーの成功を願っていた。そうして生まれたエキサイティングな雰囲気は、観客だけではなく、レスラーにも魔法をかけるんだよね。普段とは違う感情が湧いてくるんだ。
いろんな魔法がかかった。結局のところ、ファンはいろんな意味でNXTを「俺たちにも成長させる責任があるブランド」だと感じるようになったんだ。「可能性を秘めた小さなエンジン」どころの話じゃなかったんだよね。これは本当に大切なことだったと思ってる。
ロースターが成長し続け、新しいインディスターたちも加わっていった。そして、ファンはNXTが「正真正銘の第三のブランド」に育っていくことに責任を感じていた。AEWも同じだよ。同じパッションがある。ここ2年の成長はファンの肩にかかっていたんだ。興奮のあまり狂っているファンたちが試合を待ち望んでいる。これだよ。これが特別な雰囲気を産むんだ。ファンは欠かせない存在だよ。
ファンの熱狂が団体を成長させた、というのはECWも同じでしょうね。ファンが大喜びしながらプロレスを見ている…なんて幸せな光景なのでしょう。
(Fightful)