WWE女性戦線の中心人物として常に注目を集めているシャーロット・フレアー。
華やかなキャラクターだけではなく、試合内容もWWEという団体の重要な位置に立つにふさわしいものを持っています。しかし、常にタイトル戦線に加わっていることや、プッシュを受け続けていることについて、ファンから批判されることもしばしば。本人は「ずっと頑張っているね、とは思ってくれない」と、こうした声を上げるファンに対する不満があることを公言しています。
偉大なプロレスラー、リック・フレアーの娘。色眼鏡で見られてしまうのは宿命とも言えますが、WWE殿堂入りレスラーのブリー・レイは、彼女が成し遂げてきたことを「リック・フレアーの影から抜け出した」という最大級の賛辞とともに絶賛しています。
シャーロットはリック・フレアーの影から抜け出したんだ。シャーロットについて考える時、リックのことは頭に浮かんでこない。これは、彼女が獲得したタイトルの数について言っているわけじゃないよ。彼女の変化について言ってるんだ。女性として、エンターテイナーとして、プロフェッショナルとしての変化だね。
レイは、シャーロットがネット上で叩かれがちなことの原因として、ベッキー・リンチやサーシャ・バンクス、ビアンカ・ブレアといった他の女性スーパースターたちの「ファン」が嫉妬しているからだ、と考えています。
彼女たちがシャーロットに嫉妬していると言っているのではなく、彼女たちのファンがシャーロットに嫉妬しているんだよ。この業界に30年もいれば、何が良くて何が悪いのかはわかる。シャーロットは素晴らしいよ。「良い」どころじゃない。彼女の良さを表現する言葉が見当たらないくらいだ。もし、シャーロットがリングの真ん中に立って、「ローマン・レインズなんてクソ喰らえだ、私を認めてくれ」と言ったら、俺はそうする。
あの選手の活躍やプッシュに納得できない、どうしてタイトルに挑戦できるのか、タイトルを獲得できるのか……と思ってしまうのは、どの団体を見ていてもある程度湧いてくる感情かもしれません。そうした不満の受け皿になるのは本当に大変なことでしょうね。
(SESCOOPS)