53歳。大ベテランとなった今も精力的に活動しているダスティン・ローデスは、2019年にWWEからAEWへ移籍した彼は、コーチとしてレスラーを指導する立場でもあり、女性部門のメインコーチの1人として彼女たちを支えています。
WWE退団前の彼は試合をする機会がなかなかありませんでしたが、バックステージで働いていた時期があります。2つの団体の舞台裏でショーを支えた経験を持つ彼にとって、両団体の違いはどこにあると考えているのでしょうか?
サンダー・ロサのVlogに登場した彼は、AEWとWWEでのコーチングの違いについて語りました。
こことあそことでは違うんだ。向こうではコーチをすることはない。 […]ここで「コーチング」と呼ばれていることを、向こうでは「プロデュース」と呼ぶ。本当に厳しいんだよ、選手たちは言われた通りにやらなければならないんだから。
やっていいこととダメなことがたくさんあってね。AEWのレスラーみたいに羽を伸ばしてクールなことをするなんて無理なことで、ひどい話だと思うよ。「それはダメ、我々はそんなことをしない、それはダスティンの責任だぞ」と厳しく言われるんだ。彼女たちがクールなことをやると、俺が困ってしまう。できることは非常に限定的。こことの違いは大きいよ。ダメなところだと思うし、大変だった。
厳しい世界ではありますが、その分見返りも大きく、活躍できれば知名度もグッと上がる。WWEでの活動はリターンが非常に大きいため、そこでの活躍を目指す若者はたくさんいます。しかし、今はAEWという選択肢もありますし、「WWEは向いてないかも」と思えばAEWを目指せばいい、という恵まれた時代です。
制限の中で活動することにストレスを感じる選手たちを指導するのはダスティンのような立場の人たちにとっても辛いでしょうし、「適材適所」は誰にとっても幸せなことです。
(Fightful)