MJF。試合よし、マイクよし、インタビューよし。あらゆる形でファンを楽しませてくれる若き才能は、何よりもお金がほしいのです。
AEWのコンテンツに欠かせない存在へ成長したMJFは、以前から「2024年1月にフリーエージェントになる」ということを公言してきました。AEW初期メンバーでもある彼は団体と結んでいる契約の内容に不満を持っており、新しく加入するレスラーたちが自分よりも良い契約を得ていることついて複雑な感情を抱えているとされています。彼らがより良い契約を求めてAEWへやってくることには「当然だ」と理解を示しているものの、それなら俺だって良い契約がほしいよ、と思っているのです。
現地4月26日にイギリス・リバプールで開催され、多くのAEWロースターが参加したプロレスイベントに参上した彼は、フリーエージェントになった後のことについて改めてコメントしました。
みんな知ってるか?俺は2024年1月にフリーエージェントになるんだ。WWEのリングに上がる俺の姿を見たいかな?言わせてもらうけど、俺はみんなをハッピーにするためにこの業界に入ったわけじゃない。ありったけの金を稼ぐためにプロレスをしてるんだ。もし、ビンセント・ケネディ・マクマホン(ビンス・マクマホン)が、我が親友トニー・カーン(AEW社長)よりも高額のオファーをしてくれるのなら、YES。俺はWWEに行くよ。
AEWレスラーたちが参加したイベントでこうした発言をするところがプロフェッショナルですね。彼は本当に素晴らしいです。60歳になってもこの業界で金を稼ぎ続ける姿が容易に想像できます。
こうした発言を「またまた〜」と軽く受け流すことができたのは2021年まで。WWEからAEWへ移籍するレスラーが多い一方、AEWからWWEへ移籍するレスラーは1人もいませんでした。しかし、団体創設者の1人で、副社長を務めていたコーディ・ローデスが2022年4月にWWEへ移籍したことで、「コネチカット方面への禁断の扉」が開いた感があります。
AEWで格を価値を高めてWWEへ移籍する、というケースは今後も見られるでしょう。MJFはどうなるでしょうか?
(SESCOOPS)