6月7日に開催されたWWEのサウジアラビア興行”Super Showdown”。セミファイナルで行われた50人バトルロイヤルマッチに出場したアリ(ムスタファ・アリ)が、同興行出場によって生じたギャラを全額寄付することを公表しました。
Earnings received today will be donated to @charitywater. Thank you.
— Mustafa Ali / Adeel Alam (@AliWWE) June 8, 2019
父がパキスタン人、母がタイ人のアリは、インディ時代に中東系ヒールギミックを押し付けられるなど、出自に悩まされたこともありました。WWE初登場となった2016年のクルーザーウェイト・クラシック・トーナメントにも、アメリカ出身であるにもかかわらずパキスタン出身として出場していたのです。
アリがギャラを寄付した団体”charity: water”は2006年に創立したチャリティ団体。世界中の清潔な飲料水を必要としている人々が安全な水を飲むことができるよう、日々活動しています。同団体が中東を含む世界中で活動していることが、アリに寄付を決断させたのかもしれません。
WWEにはたくさんのレスラーがいます。アリはその中でも特に出自に対する熱い思いを隠さない男です。今後の活動も応援したいですね。
“charity: water”への寄付は公式サイトから、Paypalもしくはクレジットカードを使って行うことができます。”DONATE”をクリックすると、寄付金額を選択できます。”Other amount”をクリックすると自分で金額を設定することができます。微力ではありますが、私も寄付します。プロレスラーによる慈善活動にはできるだけ加わりたい。
(参考: Pro Wrestling Sheet)