6月28・29日に日本公演を開催するWWE。WWE JAPANのTwitterの公式アカウントが、日本公演の告知動画を公開しました。ちょっと興味深い内容です。
玉座に座るHHH
玉座に座るHHH。「玉座」と「HHH」、この両方が重要なキーワードになります。
「玉座」
最近のプロレス界で「玉座」といえば、AEWの旗揚げ興行”Double or Nothing”でのCodyのパフォーマンスをどうしても連想してしまいます。HHHを連想させる玉座をスレッジハンマーで破壊し、WWEへの挑戦を表明。その後、Codyは元WWEの異母兄弟、ダスティン・ローデスと名勝負を繰り広げました。
あえて玉座を用いることで、動画を見たファンにAEWを意識させる。このことに何の意味があるのか?
「HHH」
HHHはWWEの日本公演に出場予定ではありません。にもかかわらず、動画の主役なのです。100%意味がある!
ファンの間では、以前話題になっていた”NXT JAPAN”に関する示唆なのではないかという意見も出ています。NXTのプロデューサーを務めるHHHはNXTブランドの世界展開を公言しています。今後中東にパフォーマンスセンターを新設する計画があると発言していました。今年の初頭には、WWEの上層部が日本を訪問したという噂も流れていましたね。
玉座+HHH=?
なんとも妄想をかきたててくれる動画です。もしNXT JAPANが創立されるとすれば、インディレスラーにとっては自分の名を売るチャンスになりますし、新日本プロレスにとっては驚異になります。クリエイティブ面はともかく、WWEの環境は最高レベル。優秀な人材が流れていく可能性もあります。
また、世界進出をもくろむAEWにとっても、優秀な日本人レスラーを確保されてしまうことは痛いでしょう。特に女子プロレスのレベルの高さは日本が確実にナンバーワンですからね。”Double or Nothing”で日本人女子プロレスラーによる6人タッグマッチを行ったのは、ケニー・オメガが世界に日本の女子プロレスを紹介したかったからという話ですし。
そういえば、最近のWWEはケンドー・カシンや里村明衣子など、優秀な日本人レスラーをゲストコーチとして招いていましたね……。点と点がつながるのかな。