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ジョナサン・グレシャムがROHの今後を語る。「これはROHだ。これこそ俺がやりたいと思っていたことだ」

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2022年3月、AEWのトニー・カーン社長がROHを買収し、オーナーに就任しました。

4月に復活興行「Supercard of Honor」を開催した後は独自のショーを開催していないものの、AEWのテレビ番組DynamiteやRampageでROHのタイトルマッチが頻繁に行われています。団体を率いるリーダーが同じ、という共通点はあるものの、AEWとROHはあくまで別物。ROHの未来は、AEWの力を借りつつ切り開かれていくことになります。

団体最高峰のベルト、ROH世界王座を保持するのはジョナサン・グレシャム。小柄ながら卓越したテクニックを誇る彼は団体のこれからに欠かせない存在です。そのことは彼自身も自覚し、王者の誇りを持って日々努力を重ねています。2022年4月にAEW/ROHと正式に契約した彼の責任は重大です。

Fightfulのインタビューに応じた彼は、これからのROHにおける自身の使命について、次のように語りました。

俺はこのことについてよく話すんだけど、キャラクターとしてあれこれ言ってるわけじゃないんだ。リアルだよ。内なる言葉…俺は「良心」と読んでいるけど、俺に語りかけてくるんだ。

たくさんの人たちがパニックになり、いろんなところに連絡を取って、船に飛び乗ろうとしている。何かが俺にこう言った。「君はここまで来たんだ。ROHで成し遂げたことがたくさんあるじゃないか。それは『俺にはこれができるんだ』と思ったこともないようなことばかりだ。ただやり遂げるんだよ、わかるだろ?君にできるのはそれくらいだ。これは夢に見てきたことだろ?君は望んだ場所にいる。やり遂げろ。よそ見するな。これはROHだ。これこそ俺がやりたいと思っていたことだ」ってね。その後、いろんなことがあったけど、ROHに残るのは正しい判断だったと思う。

2021年、ROHは全所属レスラーとの契約を解消し、2021年末をもって活動を停止すると発表しました。ジェイ・リーサルやダンハウゼンはAEWへ、PCOやマット・テイヴェンらはインパクト・レスリングへ移籍。しかし、グレシャムはROHへの愛を貫き、旧体制で行われる最後のショーとなった「Final Battle」でROH世界王座を獲得しました。

さて、トニー・カーンがROHを買収し、俺たちは今ここにいる。ROHは復活への道を歩んでいるところじゃないかな。たくさんの仲間たちや友人、そして彼らの仕事を取り戻せたらいいなと思ってる。

ある意味、俺は色あせてしまったんだ。「今のプロレスは、自分が子供の頃とは別物だ」とみんなが言っている。ROH世界王座についても同じことを思ってるよ。ROHそのものや、リング上の戦士たちもそうだね。[…]ROH世界王座のオーラを取り戻したい。そのためには、俺と同じビジョンを持っている人たちと仕事をする他に方法はないと思ってる。[…]ROHこそがプロレスのあるべき姿だと本気で信じている人たちと仕事をしなければ。俺は本当にそう思ってるよ。

ROHの輝きを取り戻すための戦いは続きます。

(Fightful)

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