2019年にケニー・オメガが新日本プロレスを退団したことにより、ウィル・オスプレイとジェイ・ホワイトにはそれまで以上の重圧がのしかかることになりました。団体を代表する外国人レスラーとして、ケニーのような存在になることを義務付けられたのです。
その後の2人の活躍によって、ケニーの穴は埋まりました。新型コロナウイルスのパンデミックが起き、外国人レスラーの来日が困難になってからも、2人は独自の方法で新日本のコンテンツを盛り上げ、自らの価値を高めています。
オスプレイはSNS上でケニーに言及することが度々あり、実際にケニーとやりとりすることもあります。新日本とAEWの合同興行「Forbidden Door」で2人の対決を見たいと思っているファンもたくさんいるでしょう。負傷欠場中で、復帰時期未定のケニーがショーに出場できるかどうかは微妙ですが、間違いなくドリームマッチです。
お互いを挑発しあっている2人ですが、オスプレイはケニーのことをどう思っているのでしょうか?Podcast番組「WRESTHINGS」にゲスト出演した彼は、次のように語りました。
みんなが俺とケニー・オメガの試合を望んでいるのは明らかだ。俺たちの関係は良好じゃない。アイツが新日本から去った時、俺を連れ出して「君はこの団体のためにステップアップする必要がある。俺は信じているよ」と言ってきたんだ。
俺にとってもジェイにとっても、ハードルは高かったよ。俺は本当に気にしていたし、新日本を見ているファンに「これがプロレスなんだ」と思ってもらいたい。そのために身体をボロボロにしてやっているというのに、お前はネットでその邪魔をしてくるじゃないか?どういうタイプのマヌケだよ?俺はアイツを見てる。これまでにやってきたことすべてをリスペクトしてるよ。本当に、本当に敬意を払ってるんだ。
(ケニーとジョン・モクスリーによる)クソみたいに失敗した有刺鉄線電流爆破マッチの時も、俺は「2人とも無事だといいな」と思ってたようなヤツだ。たくさんツイートしたのは俺くらいだろう。なのに、アイツは俺に報復してきやがった。アイツのクソなファンに向けて、俺を埋葬するようなことを言ってな。俺は最善をファッキン尽くしてるんだ。これがケニーと俺の仲が悪い理由だよ。向こうにも言い分はあるだろうが、こういうことだ。俺には近づかなほうがいい。面白くもなんともないよ。
あれを言ったりこれを言ったり、ってところが嫌いだ。俺は二枚舌が嫌いなんでね。リアルに、ただリアルに。それこそが俺の求めるすべてだよ。
SNSで抗争を煽り続けてきた2人。いつの日か、再び同じリングに上がる日が来るかもしれません。プロレス界を騒然とさせる試合を見せてほしいですね。
(Fightful)