2021年にWWEから退団してAEWへ移籍したマラカイ・ブラック。
ユニット「House of Black」のリーダーとして活動していましたが、ブッキングへの不満や私生活の問題を抱えており、AEWへリリースを要求したと報じられていました。要求は受け入れられ、フリーエージェントになった彼は当分の間プロレスラーとしての活動から離れると報じられ、このまま引退する可能性もあるという話です。
今日、彼はInstagramで声明を発表し、AEWへのリリース要求が事実であることを明かしました。また、今後の活動についても言及しています。
みなさんへ。
まず最初に、皆さんからのメッセージに感謝します。プロレス界で混乱が起きている中、私はこの件についての言葉を考えるのに時間をかけました。AEW陣営との話し合いをまとめるのにも時間を要し、時が来るのを待つ必要があったんです。
まず、私の精神状態に関して、私とAEWの間で交わされたプライベートな会話をネット上で読むことができるのは好ましいことではありません。会話はプライベートなものであり、一般に公開するものではなかったのです。
私は私生活の秘密を守る人間ですし、このようなことをネット上で公開する必要性がないことは、もうほとんどの人が理解しているでしょうね。コーヒーを一杯淹れるのにかかる時間よりも長く私のことをフォローしている人なら、私が以前もこうした話をしたことがあるのを覚えているでしょう。
いつ公開されるのかを決めるのは、他人の口を通してではなく、自分自身の口からでありたいものです。他のことにも言えますが、他人の口を通すと、話が歪んでしまいますからね。
次に、まずは文脈から説明しましょう。
私は確かにAEWへリリースを要求しました。この2年間、私は多くの挫折を経験してきました。私も妻も、コントロール不可能な外部からのアクションの影響を受け、生活が変わったり、医療上の障害が起きたり、キャリアが危うくなったり、親友が自殺したり、近親者が命を落としそうになったり、キャリアの終わりを確信するような怪我をしたりと、様々な経験をしました。
毎週、歩くためのリハビリやドライニードル(西洋医学の鍼治療)、セラピーに通い、その上でリングに上がっています。これは氷山の一角に過ぎず、私の専門分野において約束が守られなかったことが重なり、人生とキャリアへの意気込みが完全に意気消沈する結果となったのです。この決断は、ここ6ヶ月の間、私の心の中にありました。
「この瞬間にすべてがうまくいかなくなった」と言い切るのは難しいことです。しかし、長い時間をかけて、私は合理的な観点から学んできました。いつ休みを取るべきなのかを。仕方のないことです。
最後に。私の「リリース要求」、メンタルヘルス、私生活について、ネット上で噂されていることをいくつか読みました。要約すると、「私の口から出た言葉じゃなければ、噂されることもなかった」のです。条件付きのリリースであること、結婚に関すること、メンタルヘルスの問題を他の何かの言い訳につかったという噂。すべてウソです。上述の通り、公になることを望んでいない話も含まれていますし。
私の結婚生活はうまくいっているし、私も元気ですよ。ただ、その状態を維持できるようにする時が来た、ということです。
改めて、みなさんのサポートに感謝します。またすぐにお会いしましょう。
リリース要求の直接的な原因になったわけではありませんが、AEW内部の情報リーク癖が彼の心象を悪くしたのは間違いないようですね。
(Fightful)