プロレス界で経験を積んだベテランは、どのような形でキャリアを築き上げたにせよ重宝されるものです。優秀な人物ならなおさら。
最近、AEWはマイケル・マンスリーという人物と契約し、上級副社長&共同エグゼクティブ・プロデューサーというトップレベルの役職で迎え入れました。この人事がWWE内部でも大きな話題になっているそうです。
マンスリーは2009年にWWEへ入団し、プロダクション・アシスタントとして働いていました。彼は順調にキャリアアップを続け、最終的にはグローバル・テレビ・プロダクション部門担当の副社長にまで上り詰めたのです。
Fightfulによれば、2020年、彼は「上昇志向がなくなった」ことを理由にWWEを去りました。これは、ビンス・マクマホンの側近の1人として働いていたケビン・ダン(グローバル・テレビ・プロダクション部門のエグゼクティブ・プロデューサー兼テレビ番組制作の責任者)よりも昇格することはできないという団体内部の人事に嫌気がさしたことが大きな要因だったのだとか。
ビンスに代わって現場の責任者に就任したHHHはマンスリーを非常に高く評価しており、ぜひ団体に連れ戻したいと考えていたそうです。しかし、ダンはビンスが去った今もなおWWEに残っているので、HHHの努力が報われる可能性は低かったようです。
マンスリーへの評価は、「団体のコンテンツを大幅に改善させ、団体にとって重要なファン層との繋がりを理解しながらブロダクシャンの品質を向上することのできる、経験豊富でリスペクトを集める人物」。とあるWWE関係者は、マンスリーの AEW入団を「 AEWにとって今年最大の契約だ」とまで評しているそうです。
凄まじい高評価ですね。HHHが復帰を願った凄腕のスタッフは、 AEWでどのような働きを見せてくれるのでしょうか?
(Wrestling Inc, Fightful)