ワーナー・ブラザース・ディスカバリーは AEWの団体運営方針に大きな影響力を持っており、トニー・カーン社長も彼らの方針にはなかなか逆らえません。
交通事故で亡くなったジェイ・ブリスコに対し、ワーナーは厳しい態度を取っていました。彼の10年前の同性愛嫌悪ツイートを問題視していたのです。ジェイが過ちから学ぼうとしていた事実も、ワーナーには関係ありませんでした。ワーナーはブリスコ・ブラザーズの AEW入団や参戦を許可せず、トニーもそれを覆すことはできなかったのです。
本来は弟マークの AEW参戦も禁じていたワーナーですが、レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、トニー・カーンはマークをDynamiteに出場させるために懸命なプッシュし、ワーナーの考えを変えることに成功したそうです。先日のDynamiteで行われたマーク・ブリスコ VS ジェイ・リーサルの実現はトニーの功績なのです。
最近、UFC代表のダナ・ホワイトが仕掛けた防御なしの平手打ちバトル「POWER SLAP」の放送にワーナーがゴーサインを出し、番組で失神者が続出したことが問題視されました。極めて危険な番組を放送する一方で、 AEWによるジェイへのトリビュートを許可しないことに対し、各方面から批判の声が上がっていたことも影響したかもしれません。
(Wrestling Observer)
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