プロレスの歴史において、アスカの活躍ぶりは歴史に名を刻むものになっています。
2015年にWWEへ入団した彼女は、NXTで無敵の存在として大活躍。技術に裏打ちされた強さで相手を圧倒し、NXT女子王座を510日間も保持し続けました。この間にいくつもの名勝負を残し、WWEユニバースの誰もが認める存在となったのです。
メインロースター昇格後、WWEでの無敗記録は914日で途切れてしまったものの、主要タイトルを総なめしてグランドスラムを達成したほか、女子ロイヤルランブルマッチ、女子エリミネーション・チェンバー・マッチ、女子マネー・イン・ザ・バンク・マッチのすべてに勝利した唯一の女性レスラーになるなど、恐ろしいほどの活躍を見せています。
シリアスよし、コメディよし、試合よし、プロモよし…。ダックス・ハーウッド(スコット・ドーソン)は、彼女のことを「グレート・ムタ以降の日本人レスラーで彼女ほどのインパクトを残した人はいない」と絶賛しています。また、同僚たちも彼女のことを非常に高く評価しているようです。
WWEは3月17に人気ゲームタイトル「WWE 2K」の新作「WWE 2K23」を発売します。収録選手たちは強さを1〜100の数値で評価されるシステムで、アスカはAJスタイルズやブラウン・ストローマンと同じ89に。アレクサ・ブリスベッキー・リンチやビアンカ・ブレア、ベイリーは彼女よりも強い設定になっているものの、アスカ自身もこのレイティングに「満足している」とインタビューで語りました。
ベイリーは、アスカのレイティングについて次のようにコメントしています。
彼女は最高だよ。もし私が選ぶなら、レイティングは95(ブリスやブレアと同じ)にするね。本当に凄い選手だからさ。彼女は長期に渡って一貫して活躍し続けているし、私たちが夢に見るようなことを実際にできる。ペースダウンしたこともないしね。怪我をしても「大丈夫だよ」って言うし、足を引きずっていても「大丈夫なんだろうな」って思っちゃう。信じられないような人だし、今も進化を続けているよね。