WWEのサウジアラビア大会へ頻繁に参戦していたゴールドバーグが億単位のファイトマネーを得ていたと報じられる

WWEはサウジアラビアと親密な関係にあり、定期的にサウジで大規模な大会を開催しています。

サウジでは女性の人権が著しく軽視されており、WWEの女性スーパースターの試合にも制限がかかっています。また、今やトップレベルの人気者となったサミ・ゼインはサウジと険悪な関係にあるシリア系のカナダ人であることから、サウジ大会には参戦していません。彼の親友であるケビン・オーエンズも、このことを理由に参戦を控えています。

それでも、WWEにとってサウジは大金を生み出すビジネスパートナーであり、今後も関係は続くものと思われます。ある程度のリスクを取ってでも仕事をしたい相手であるのと同時に、サウジ側の要求もある程度受け入れる必要がある、というのは両者の関係の難しいところです。

WWEは、プロレス界トップレベルの大物レスラーであるゴールドバーグを頻繁にサウジ大会へ参戦させていました。サウジ大会へ出場する選手たちにはボーナスが支払われるとされており、ただでさえ大きな報酬を得られるイベントなのですが、ゴールドバーグのような大物の場合は得られる報酬も桁違いです。

レスリング・オブザーバーによれば、彼はサウジ大会での1試合で200万ドルもの報酬を得ていたとのこと。当時のレートでも2億円を超える大金ですね。

現在フリーエージェントの彼は「AEWに参戦するのではないか」と噂されることもあります。しかし、オブザーバーは「AEWにとってこれほどの大金を払ってゴールドバーグを呼ぶのは単純に費用対効果が悪い」とコメントしています。WWEにとってのサウジのような存在がAEWにもいれば話は違ってくるかもしれませんが…。