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【WWE】サミ・ゼインがシリア系カナダ人としての苦悩を語る。「WWEに行ったら、テロリストを演じなければならないと思っていた」

インタビュー

中東出身者、あるいは中東の血を引いている人は、それぞれのパーソナリティとは無関係の不当な扱いを受けることがあります。

シリア系カナダ人で、ケビン・オーエンズと共にWWEタッグ王座を保持するサミ・ゼインにとって、WWEでの活躍はなかなか想像できないものでした。Inside The Ropesによるインタビューの中で、彼は中東の血を引いていることへの苦悩を語りました。

現在39歳の彼が子供の頃、メディアでの中東の表現は有害なステレオタイプでなることがほとんどで、これが彼の中にネガティブな意識を芽生えさせることになりました。今年、様々な理由で実現しなかった彼のサウジアラビア大会への参戦がついに実現。これは彼にとって非常に大きな出来事だったようです。

サウジアラビアへの旅は、俺にとってかなり大きな出来事だったんだ。いろんな意味でね。本当に素晴らしい旅になったよ。

俺は子供の頃からアラブ人・イスラム教徒として育った。メディアではこれらについての肯定的な表現を見たことがなかったよ。だから、「俺がWWEに行ったら、テロリストのような役を演じることになるんだろうな」と思っていた。テレビでのアラブ人やイスラム教徒に対する表現や認識は「テロリスト」だったからね。WWEだけではなく、メディアそのものの問題だったんだ。そんな状況をいつか変えたい…いつも頭の片隅で思っていたよ。

WWEは保守的な団体ですが、今やサミは団体の顔とも呼べるほどの人気ものになりました。Bloodlineとのストーリーを経て、トップスターに成長したのです。彼のサクセスストーリーは、世界中の中東の血を引く子供たちにポジティブな影響を与えました。その活躍によって、彼は今後のエンターテインメントを変えていくかもしれません。

(Wrestling Inc)

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