激しい試合は、多くのファンを熱狂させると同時に批判の対象にもなります。
AEWと新日本プロレスの合同興行Forbidden Doorで行われたケニー・オメガとウィル・オスプレイのシングルマッチは、多くのファンからマッチ・オブ・ザ・イヤー候補級の試合と評価され、レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーは6つ星の高評価をつけました。最高峰のレスラー同士による激しい攻防、エモーショナルな瞬間や危険な攻防が試合を魅力的なものにしています。
しかし、内容の危険さは批判の対象になっており、特にオスプレイによる「ストームドライバー’93(タイガードライバー’91)」は技の使用の是非に対して賛否が真っ二つに分かれています。三沢光晴が使用していた、あまりにも危険な技。ケニーに大ダメージを与え、首を怪我させる大きなリスクのある技でした。
Tiger Driver 91 from Will Ospreay! Shades of Misawa & Kawada. pic.twitter.com/IZJEewupVP
— Dark Puroresu Flowsion (@PuroresuFlow) June 26, 2023
こうした批判に対し、ケニーは以前も反論するコメントを出しました。Sports Illstratedによる最新のインタビューの中で、彼は改めて批判的な意見に反論しています。
批判的な人たちの中には、俺の利益のことを考えていない人が多いんだよ。彼らはただ、私が非常に誇りに思っているその試合にケチつけたいだけ。そして、私が年を取るにつれて、このようなパフォーマンスはますます少なくなるだろう。
俺とウィルがやったことは危険なことだと文句を言ったり、上から目線でモノを言う人がいる。それってどうなんだ?「なんであんなことをしたの?」って聞かれるんだけど、試合中では意味のある技だったし、あれのおかげで観客の感情を引き出すことができたんだよ。
そして、俺たちは、俺が無傷でこの技を受けられることをわかってた。リスクはあるかって?もちろんだ。リスクは常にあるよ。俺が知っているプロレスをのやり方をするな、と言わないでほしい。リスクはあるか?マイク・タイソンが戦う時、チャンピオンのレベルにある対戦相手の間合いにいる時にリスクを感じていたか?もちろん。でも、タイソンは自分の能力に自信があったし、自分が最高だと理解していた。
だから、マイク・タイソンにボクシングのやり方を教えたり、タイソン・スミス(ケニーの本名)にプロレスのやり方を教えたりするな。お前にはその資格すらない。黙ってろ。