2021年夏、CMパンクが約7年ぶりにプロレス界に復帰しました。復帰戦の対戦相手を努めたのは、AEWの若きスターレスラー、ダービー・アリンでした。
復帰後のパンクは若手レスラーたちと一緒に仕事をすることに前向きな姿勢を見せており、リッキー・スタークスやパワーハウス・ホブスらと戦いたい、とコメントしていました。PPV「ALL OUT」での復帰戦の相手にアリンが抜擢されたのも、こういったパンク側の姿勢が背景にあったにあったようで、試合終了後の記者会見の中で、パンクは「ダービー・アリンは俺の復帰戦の理想的な相手だった」とコメントしています。
2019年のAEW参戦後、強敵たちを相手に物怖じしない戦いを披露してきたアリン。とはいえ、あのCMパンクの復帰戦の相手を務める、しかもパンクの地元シカゴで…というのは、彼にとって非常に大きなプレッシャーだったようです。出演したPodcast番組の中で、彼はあの試合について振り返り、次のように語りました。
あの日のことは鮮明に覚えているよ。とんでもないストレスだった。だって、そりゃそうだろ。CMパンクが復帰してから最初の試合だし、もしダメな試合になってしまったら、責任は俺にあるような気がしたからね。
あの日は吐きそうだった。そこにスティングがやってきて、「君が信心深くないのはわかってるけど、君のために祈りを捧げてもいいかな?」と言ってくれた。で、俺はゴミ箱の上に立って、「いいよ」と返したんだ。
こういう時に大ベテランが気遣ってくれるのは、染みますね…。スティングは素晴らしいです。
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