先日開催されたインパクト・レスリングのPPV「Slammiversary」でアレックス・シェリーの持つインパクト世界王座に挑戦し、敗れたニック・オールディス。彼の今後はどうなるのでしょうか。
報道によれば、彼は敗戦の翌日に行われたインパクトの番組収録でエリック・ヤングと対戦し、この試合を最後にインパクトでの活動を終了することになったようです。かつてNWAの顔として活躍していた彼は、NWAオーナーのビリー・コーガンとの間に亀裂が走り、2022年夏に退団。2023年4月からインパクトに参戦していました。
2023年春、WWEが彼の獲得に興味を示している、という報道がありました。この時期、WWEはジェイ・ホワイトやタマ・トンガの獲得にも興味を持っていたようですが、ビンス・マクマホン主導の団体売却に向けた動きの中で事実上の雇用凍結状態となり、他団体所属レスラーとのコミュニケーションがストップし、彼らの獲得は実現しませんでした。
しかし……PWInsiderによれば、WWEは現在もオールディスの獲得に「強い監視に」を持っているとのこと。現役選手としての獲得を狙っているわけではなく、プロデューサー候補として団体内で名前が挙がっているようです。早ければ8月にもプロデューサーとしてのトライアルを開始したい、という話もあるとか。彼にどの程度話が伝わっているかは不明ですが…。
今日、彼はSNSを更新し、Slammiversaryに参加できたことへの謝辞を述べました。彼のトークスキルや頭脳はファンからも評価されており、WWEで裏方として活躍するのにふさわしい存在です。インディシーンで現役を続けるのか、WWEでプロデューサーとして番組制作に携わるのか。彼の決断に注目です。
(PWInsider, Cultaholic)