土曜夜に放送されている新番組Collisionは、CMパンクを中心とした番組製作を行っています。Dynamiteとの違いは、「彼との仕事を嫌がらない人たちが出演する」ということです。
2021年夏にAEWへ復帰したパンクは、2022年9月のPPV「ALL OUT」終了後のバックステージでThe Elite(ケニー・オメガ & ヤング・バックス)と大喧嘩して姿を消すまでの間に、一部の仲間たちとの人間関係に大きな問題を抱えていました。ハングマン・ペイジ、ジョン・モクスリー、クリス・ジェリコ…。The Eliteとパンクが直接やり取りをするのは弁護士から止められてしまうという状況です。
しかし、復帰後のパンクはこれまでの行いを反省し、リーダーシップを取っているようです。
Fightfulによれば、現地7月8日放送のCollisionの放送前にレスラーたちが参加するミーティングが行われ、パンク主導のもとで「Dynamiteに批判的だった人たちがCollisionを好きになるために、CollisionはDynamiteとどのように差別化を図るか」というテーマでのディスカッションがあったとのこと。試合のフィニッシュも含め、これまでの放送の中でCollisionにとって良かったことや悪かったことについて検討され、AEWがどのようにプロジェクトやショーを宣伝するべきなのか、安全に関するガイドラインはどうなっているか、といった話題も出たそうです。
レスラーたちがコンテンツについて自主的に考え、議論するのは大事なことです。パンクの復帰はAEWの重要なビジネスパートナーであるワーナー・ブラザース・ディスカバリーも強く望んでいたことだったので、今回ばかりは自分勝手に問題を起こすわけにはいきません。立場が人を変える…といいますが、これからのパンクは番組のリーダーとしてみんなを牽引していく必要があります。パンクはどのように変わるのでしょうか?
(WrestlingNews.co, Fightful)