AEWインターナショナル王座のチャンピオンとして26回の防衛に成功し、280日以上もタイトルを保持し続けているオレンジ・キャシディ。日々の試合で疲労困憊の彼は、責任の重い新たな仕事を任されるようになったようです。
アメリカのプロレス団体には「プロデューサー」と呼ばれる立場の人物が多数在籍し、テレビ番組で放送される試合の組み立てや試合中の指示出しなどを担当して試合が予定通り・時間通りに行われるように導きます。また、また、重要なスポットの情報をプロダクションチームに伝え、彼らがスポットをしっかりと撮影できるように準備する、という仕事もあります。プロデューサーたちの働きは試合の出来栄えに直結し、評価の高いプロデューサーは大舞台での試合を任されることになります。
Fightfulによれば、キャシディはプロデューサー/エージェントとしても働くようになったとのこと。現地7月5日放送のRampageで行われたビッグ・ビル & ブライアン・ケイジ VS マット・サイダル & トレント・バレッタや、ROHでのThe Infantry(カーリー・ブラボー & ショーン・ディーン) VS The Kingdom(マット・テイヴェン & マイク・ベネット)の試合でプロデューサー兼エージェントを務めたそうです。
複数の部署と連携を取りながら試合を組み立て、試合を放送し、ファンに満足してもらえる内容にする。キャシディほど忙しいチャンピオンが新しく取り組む仕事としては大変すぎるような気もしますが…それでもやりたい仕事なのでしょう。
AEWでは現役レスラーがクリエイティブ・チームで働くことが珍しくなく、最近はブライアン・ダニエルソンとダックス・ハーウッドがCollisionのクリエイティブ・チームの一員に加わりました。
(Fightful, 411MANIA)