2022年6月から7月にかけて、ウォール・ストリートジャーナルがWWEの最高責任者ビンス・マクマホンに関するスクープを報じました。複数の女性に対する性的非行、そしてそれを口止め・隠蔽するために不正会計を働いた…という疑惑です。
このスキャンダルの後、ビンスは一時的にWWEから引退し、クリエイティブの責任者はHHHが引き継ぎました。そして、WWEはビンスの疑惑を調査する特別委員会を結成し、大規模な調査が行われました。
調査は2022年11月に終了。この時点で、WWEの広報担当者は「ビンスがかつての役職に戻ることはない」と語っていましたが、2023年4月にクリエイティブへ復帰しています。
先日行われたWWEの最新の決算報告の中で、WWEは「ビンスが現地7月17日に捜索令状と連邦大陪審の召喚場を受けたことが明らかになりました。大陪審は検察官によって設置され、訴訟に十分な証拠があるかどうかを調べます。結論を出すために捜査権限が与えられ、関係者に召喚状を出して証言させたり、関連書類を提出させることができます。
WWEは、「これは2022年夏に始まった調査の継続だと考えている。WWEは全面的に協力する」とコメント。また、ビンスは「私は、2022年の調査を通して意図的な否定行為を常に否定してきたし、これからも否定する。今回の調査が私の不正を認定することなく終了することを信じている」とコメントしています。
現地7月21日、ビンスは脊椎の大手術を受け、現在は休養中です。UFCとWWEの統合に向けた動きが続いているという事情も踏まえ、休養中もエグゼクティブ・チェアマンの役職に留まります。
このタイミングで再び調査が始まることになった背景は不明です。
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