「アメリカで日本の女子プロレス団体設立の動きがあり、9月にニューヨークで旗揚げ興行が行われる予定だ」と報じられたのは2023年7月。これ以降、あのレスラーやこのレスラーの参戦が決まった…という報道が度々見られるようになりました。
当サイトではそうした話題をあまり取り上げてきませんでしたが、海外プロレスファンにとっては見逃せないニュースがあったので紹介します。
PWInsiderによれば、元WWE実況アナウンサーのマウロ・ラナーロがこの女子プロレス団体と交渉中なのだそうです。現時点で契約は成立していませんが、もし彼の参加が決まれば、番組のコメンタリー面のレベルは非常に高いものになるでしょう。ブロードキャスターという立場でNXTの全盛期を支えた偉大な男ですからね。
2010年代から2020年までSmackDownやNXTなどの番組で実況アナウンサーを務めた彼は、安定した仕事ぶりや名実況の数々が高く評価されています。2022年にはAEWが彼のマネジメントを担当する組織と接触していたとも報じられましたが、契約には至りませんでした。
2020年のWWE退団後、彼がプロレスの実況アナウンサーを務めたのは、インパクト・レスリングが2021年に開催したRebellionだけ。この大会は、AEW世界王座チャンピオンのケニー・オメガとインパクト世界王座チャンピオンのリッチ・スワンが対決する注目度の高い大会でした。
アメリカでの女子プロレス団体がどのように活動していくのか、という点については、まだまだ謎が多いのが現状です。ブシロードでコンサルタントを務めていた経歴を持つ人物が背景にいるとされ、長編・短編のアニメコンテンツをリリースする計画がある、とも噂されているようです。
(PWInsider, WrestlePurists)