プロレス団体は大勢の人が集まって運営していくもので、そこにはたくさんの人間関係のドラマがあります。
全員が仲良くすることはできず、トラブルは起きてしまうのが常。2019年に設立されたAEWは、ロッカールームでの揉め事がよくリークされ、話題になりがちな団体です。
2021年に入団したCMパンクは特にトラブルが多く、8万人規模のイギリス大会All Inのバックステージでジャック・ペリーと喧嘩したことにより、ついに解雇されてしまいました。
WWE殿堂入りレスラーのブッカーTは、ロッカールームで成功する能力がレスラーにとっていかに大事か、かつてのWWEにおけるアンダーテイカーや彼自身のような「ロッカールームを仕切る存在」がいかに重要かを自身のPodcast番組の中で語りました。
ロッカールームでやっていけないなら、リング上でもやっていくチャンスはない。それが現実なんだ。どんなスポーツでも同じだよね。そういう奴は、遅かれ早かれ仲間たちとの間に問題が起きてしまうだろ。
物事の進行や順序にはある種の階層がつきものだ。プロレスラーたちが場を仕切るというのは、プロレスという業界にとても必要なことだよ。CMパンクが「そんなの馬鹿げてる」と言っていたのを聞いたことがあるけど、必要なんだ。
AEWには、ロッカールームでなにかの方向性や指揮を執る人が必要だったんだ。あの団体が何よりも必要としていたものの1つだろう。もしトニー・カーン社長がその役割を果たせないなら、担当者を雇うべきかもしれないね。悪者になるのは大変な仕事だよ。特に、そこに親交のある人がたくさんいる場合はね。
先日、ジョシュ・バーネットがまさにこの役割に立候補しました。アンダーテイカーのような存在は探しても見つかりませんし、バーネットの手を借りるのも1つの選択かもしれません。