先日、AEWは人気インディレスラーのオレンジ・キャシディの入団を発表しました。
人気者ではあるものの、身体能力をあえて隠す無気力スタイルの個性派がAEWに加わることについて、ファンの間では様々な意見が飛び交っているようです。レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーも懐疑的な意見を述べています。
私がレッスルコンに行った時、会場の観客たちはオレンジ・キャシディのプロレスに魅了されていた。しかし、少数派ではあるものの、彼のスタイルに嫌悪感を示すファンも確かにいたのだ。(AEWの旗揚げ興行”Double or Nothing”では)彼は良い働きをしていたし、楽しいプロレスを見せてくれた。しかし、テレビ番組立ち上げから間もないうちに極端に馬鹿げているスタイルを提案することはよろしくない。
彼はAEWの矢野通になる可能性もある。しかし、矢野の存在は、比較的シリアスな新日本プロレスという団体の中でこそ機能するのだ。新日本のアメリカ興行で彼が歓声を浴びるのは、観客が長年新日本をチェックしているからだ。一方で、新団体のAEWにとっては、少なくとも最初の数カ月間は新たな視聴者たちに対してブランドとプロダクトを確立することが重要だ。
ソニー・キスなど、AEWには特殊なキャラクターのレスラーが何人か在籍しています。しかし、彼らはアスリート・プロレスをこなすことができるという点で無気力キャラのキャシディとは異なるのです。スポーツベースのプロレス団体であるAEWにとって、キャシディは団体のカラーにそぐわない、と考えるファンがいるのは当然でしょう。
こういった批判に対して、副社長のCodyは次のように反論しています。
彼は素晴らしくて楽しいプロレスラーだよ。AEWは100%スポーツベースのショーだ。でも、レスラーのスタイルや表現方法は幅広い。
Easily. He’s a great & fun pro wrestler.
The show is 100% sports based, but the competitors are vastly different in style and delivery. https://t.co/xw5IYBYjEQ
— Cody Rhodes (@CodyRhodes) August 15, 2019
キャシディのことを知らない方は、ぜひデヴィッド・スターとの素晴らしい試合を見てください。AEWに必要な人材だと私は思います。あと、AEWには中澤マイケルもいるし。
あわせて読みたい