新日本プロレスの看板レスラー、オカダ・カズチカ。
2010年代以降のプロレス界を牽引し、多くの名勝負を演じてきた彼のキャリアは決して真似できるものではなく、プロレスがこの世にある限り、彼の功績は語り継がれていくでしょう。
プロレス界最大手の団体WWEは、彼の獲得に何年も興味を持ってきましたが、彼は新日本での活動に専念してきました。当然、彼がWWEで試合をしたことは一度もありません。
しかし、WWEは諦めていません。レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、WWE内部では彼についての議論が再び増えているそうです。
メルツァーは、ある情報筋から聞いた話として、2016年からWWEで活躍する中邑真輔が最近プッシュを受けている理由の1つは、「現在のWWEが日本人選手を典型的な子供のような役割で扱わない」ということをオカダに示すことだ…と報じています。
ビンス・マクマホン体制では、英語を話せない選手はなかなか活躍のチャンスを掴むことが難しい傾向がありました。しかし、ビンスはクリエイティブの現場から離れ、中邑をNXTのトップスターとして重宝していたHHHを中心とするチームが現在のWWEのクリエイティブを牽引しています。
このことは、オカダにとって大きなメリットになり得るかもしれません。とはいえ、このニュースは「WWE内部でオカダの話が再びよく出るようになった」という以上のことを伝えるものではなく、実際に何らかの動きがあるかどうかはわかりません。
(Wrestling Observer, WrestlePurists)
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