どの団体も、大衆を相手に活動する以上、批判を受けることは避けられません。
SNSには様々な団体に向けられた批判が数多く投稿されていますが、アメリカの団体ではAEWが批判の対象になることが増えているようです。ロースターの巨大化や女性部門へのブッキングといった以前からある批判はもちろん、クリエイティブの方向性がストーリー重視から試合重視になっていくことへの批判もあります。
そうした声に対し、重鎮クリス・ジェリコは最新のインタビューで次のようにコメントしています。
みんなの意見は、あくまで意見に過ぎない。特にSNSでは、誰もが責任を負わずに思っていることを発言し、そのほとんどが否定的な内容だ。俺の意見では、AEWのショーや試合は素晴らしいし、素晴らしい試合とともにストーリーラインをバランス良く進めてきたと思う。
最も重要なことは、スターを育てるだ。アメフトのチームや映画界の人たち、バンド活動しているミュージシャンも同じだと思うな。
まあ、これは人気バンドのKISSのファンであることに似てるかもしれない。KISSファンはあれこれ批判するけども、それでも買えるものはすべて買う。プロレスファンもそうだよね。彼らもあれこれ批判するだろ?
ネット上の世論では、俺なんて撃たれていなくなればいい、二度とプロレス界に顔を出さないほうがいい、なんて言われてるよ。なぜなら、俺はこのビジネスで起こりうる最悪のことで、まだ存在しているから…だとさ。
こうした意見についてどう思うかは人次第だけど、俺はノーと言いたいね。全員がそう思っているわけじゃないだろうけど、そう言う人もいるんだ。
それはあなたの意見に過ぎない。俺たちがすることが好きじゃない人たちのことを、あれこれ心配する必要はないよ。なぜなら、彼らを納得させることはできないから。ただただ俺たちのことが好きじゃないだけだからね。それでいい。
俺が気にするのは、俺たちのショーが好きな人たちのこと。そして、俺たちのショーをこれから好きになってくれる、新しいファンを作ることだ。一番重要なのは、そういう人たちだよ。
(PWMANIA)