WWEのテレビ番組やPLEは、バックステージにある「ゴリラ・ポジション」にいるスタッフたちの指示によって進行していきます。
ゴリラ・ポジションは番組制作のコントロールルームのことで、ビンス・マクマホンやHHHといった番組制作の中心人物たちが、そこからスタッフや選手たちに様々な指示を送ります。ちなみに、「ゴリラ・ポジション」という名称は、かつてWWFで活躍した名レスラー、ゴリラ・モンスーンがいつも陣取って指示を出していた場所だったことが由来です。
ファンの前でパフォーマンスする選手たちは、ゴリラ・ポジションで複数のカメラで撮影された映像をもとにフィードバックを受けることがあります。元WWEスーパースターのニック・ネメス(ドルフ・ジグラー)は、最新のインタビューの中で、WWEの選手たちがゴリラ・ポジションでどういった体験をしているのかを語りました。
(ゴリラ・ポジションで映像を見ながらパフォーマンスを振り返ることについて)誰かが誰かを「からかう」ためにそういうことをするんだ。「これを見ろ。な?」って感じでね。誰だって、100回何かをすれば1回は間違ってしまうものだ。それをジョークにしてやろう…みたいなね。
でも、友達をからかうためだけに使われるわけじゃない。特定の誰かのことを嫌っているオフィスのアホどもに使われてしまうこともあるんだ。「ほらな、ダメだったところがあるだろ。だから君はチャンピオンになれないんだよ」なんてね。残念なことに、楽しい「からかい」よりも、こっちのケースのほうが多い。
エンタメの厳しさが伝わってくる話ですね…。
(Wrestling Inc)
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