アメリカの大手プロレス団体は経済的な規模が非常に大きく、企業としての価値もかなりの高額になります。
2023年にWWEがMMA団体UFCと経営統合してTKO Group Holdingsという新会社が誕生した時、その企業価値は総額214億ドルにも達するすさまじい数字になりました。2024/04/19のレートで約3兆2,752億円…。
UFCとWWEは、長年にわたってコンバットスポーツ界の巨大企業として君臨してきましたが、2019年にAEWが設立されると、この2団体ほどではないにせよ起業価値の非常に高い団体に成長しました。今後のAEWの成長次第では、企業価値という側面でWWEを脅かす存在になっていくかもしれません。
昨日、世界的な経済誌として知られるForbesは「最も企業価値の高いコンバットスポーツ団体ランキング」の2024年度版を発表しました。ランキングは以下の通り(カッコは企業価値の金額と、最も金を稼ぐスター選手名)。
1位:UFC(113億ドル。イスラエル・アデサンヤ、ジョン・ジョーンズ、ショーン・オマリー)
2位:WWE(68億ドル。ローマン・レインズ、コーディ・ローデス、リア・リプリー)
3位:AEW(20億ドル。ヤング・バックス、ジョン・モクスリー、ケニー・オメガ)
4位:ONE Championship(13億ドル。クリスチャン・リー、スタンプ・フェアテックス、アナトリー・マリキン)
UFCの巨大企業ぶりがよくわかるランキングです。WWEがAEWに3倍の差をつけて2位。最近はネガティブな話題も多いAEWですが、設立から5年で20億ドルの企業価値を持つ団体にまで成長したことがわかります。今後、WWEにどの程度近づくことができるのか…トニー・カーン社長の手腕に注目です。
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