2021年、ベルトコレクターとして様々な団体のタイトルを保持していたケニー・オメガ。
2021年4月にリッチ・スワンに勝利してインパクト世界王座のチャンピオンになった彼は、8月まで防衛を続け、最終的にクリスチャンに敗れてタイトルを失うことになりました。ムース、サミ・キャラハンを相手にした防衛戦に勝利したケニー。インパクトのトップレスラーの1人だったジョシュ・アレキサンダーとのタイトルマッチがほのめかされたことはあったものの、2人の試合が実現することはありませんした。
Twitchでの配信でインパクト世界王座時代を振り返ったケニーは、アレキサンダーとの試合が実現しなかったことについて、次のように語りました。
正直に言うよ。覚えているかどうか分からないけど、俺がベルトコレクトをしていた時は、1日で8週間分のテレビ番組の事前収録をしていたんだ。
事前収録のうちの1つで、インパクトの関係者から「君はリングがある場所まで歩いていくんだけど、ジョシュ・アレクサンダーとぶつかって、ちょっとした対立があるんだ」と言われたのを覚えてる。俺は「これはどこに向かっているんだ? 身体的な接触はあるのか? ジョシュとやることになっているなんて知らなかった。それは素晴らしい。ジョシュは大好きだ。彼は素晴らしいと思う」と言ったんだ。
彼は「いや、そうじゃない」と言った。「そうじゃないのか? じゃあ何で俺とジョシュが対立するんだ?誰もが俺たちの試合を見たいんじゃないのか?」と返したら、「そう、それがポイントなんだ」と言われたよ。「でも、みんなが見たいと思っている試合をやらないなんて…」「それは後で考えよう」「ああ、なるほど。いつか実現するかもしれないの?」「ああ、そうだな、いつかはできるかもしれない」という会話だった。
言っておくけど、実際の計画は全くなかったんだ。それについては謝るよ。最初から、奇妙な話だと思っていた。俺がインパクトにいたのは限られた時間だけだった。そのタイトルを失うことになる運命だったんだ。俺は誰とでも喜んで仕事をするつもりだった。あの団体には素晴らしいレスラーたちがいるんだからね。
もし2人の試合が実現していたら…。カナダ人同士のプライドを賭けた名勝負になっていたでしょうね。
(eWrestlingNews)