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【AEW】トニー・カーン社長がWWEを再び批判。「プロレス界のハーヴェイ・ワインスタインのような存在だ」

インタビュー

またしてもAEWトニー・カーン社長によるWWEへの批判が物議を醸しています。

先日放送されたDynamiteでヤング・バックスから「トニー・カーン・ドライバー(旧名メルツァー・ドライバー)」を食らい、首に大きなダメージを負った彼は、上層部として働くNFLジャクソンビル・ジャガーズの一員としてNFLドラフトに参加。ネックブレースを着用し、首のダメージが大きいことを示唆していました。

彼の姿は大きな話題になり、プロレス界の外側でAEWの宣伝をすることに成功したわけですが、NFLネットワークによるインタビューの中で、強豪団体であるWWEに対してかなりキツい批判を飛ばしました。

AEWは、これまで5年間やってきました。AFLとの合併前にAFL(アメリカンフットボールリーグ)があった以降、最も成功したスポーツのスタートアップ企業です。AEWほど多くの市場シェアを獲得したチャレンジャーブランドは、ここ何年もありませんでした。

私たちはプロレスのペプシのようなもので、本当に邪悪な巨人と戦っています。WWEは私たちの競争相手、私たちが直面している相手です。AEWはプロレスのペプシのようなもの、WWEはプロレスのハーヴェイ・ワインスタインのようなものです。そして、私はここで私たちがやっていることを本当に誇りに思っています。

AEW=ペプシという発言も今となっては味わい深いものがありますが、注目すべきは「WWEはプロレスのハーヴェイ・ワインスタインのようなもの」という発言です。

ワインスタインは、かつてハリウッドで大活躍した映画プロデューサー。クエンティン・タランティーノ監督の『パルプ・フィクション』や超名作ミュージカル映画『シカゴ』など、多くの名作を手掛けてきました。しかし、2017年、彼が映画界の女性たちに対して長年にわたって性的暴行を繰り返してきたことや、被害者に対して徹底した口止め工作をしていたことが明らかになり、現在は刑務所に収監されています。

彼の名前を出してWWEを批判したのは、元WWE最高責任者ビンス・マクマホンが元WWE女性従業員から性的虐待訴訟を起こされていることを意識したものであることは明らかです。SNSでは「不要な発言だ」「WWEは訴訟の準備をするべき」などと批判の声も上がっています。

(Wrestling Observer)

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