2022年7月、WWEの最高責任者だったビンス・マクマホンは、女性たちへの性的非行&隠蔽スキャンダルによりWWEでの職責から引退し、HHHがクリエイティブの責任者の座を引き継ぎました。
その後、ビンスは団体売却のために強引に復帰しましたが、基本的に現場を率いるのはHHHのまま。2024年に元WWE女性従業員から性的虐待訴訟を起こされたビンスはWWEから完全に手を引き、HHHはクリエイティブのほぼ全権を掌握しました。
ビンス時代のWWEは、土壇場で計画が変更されたり、リマッチが繰り返されたりと、現場が混乱するようなマネジメントがよく見られました。しかし、HHH体制ではこうしたカオスさはなくなり、現場のストレスも相当軽減されたと報じられています。
女子部門のトップレスラーであるベッキー・リンチは、最新のインタビューでビンス・マクマホン体制からHHH体制への変化について語り、ポジティブなものだと考えていることを明かしました。
今の私たちのリーダーシップと、物事がよく考えられていることが、ポジティブな変化の理由だと思う。かつては、番組の進行中に脚本が書き換えられていたのは周知の事実だったしね。
ビンスが台本の書かれた紙を破り捨て、一から台本を作り始めることも珍しくなかった。そして、番組が放送される時間になると、クリエイティブが変更されて、「なるほどね。それで、私は何をするの?」という感じになった。前週に行われたことが翌週に必ず引き継がれるというわけでもなかったんだ。
(Wrestling Inc)
あわせて読みたい
【新日本プロレス】ジョン・モクスリーがIWGP世界ヘビー級王座を語る。「一生に一度のチャンスだよ」
2019年のG1 CLIMAXから新日本プロレスへ定期参戦しているジョン・モクスリー。 新日本への参戦に熱い思いを持っている彼はついにIWGP世界ヘビー級王座を獲得し、念願のタイト...
【WWE】ジョン・モクスリーがThe Shieldの仲間たちの活躍ぶりを語る。「レッスルマニア40で入場曲が流れた時、俺は日本で寝てたよ」
レッスルマニア40の第二夜、コーディ・ローデスとローマン・レインズの試合中、レインズやセス・ロリンズ、そしてディーン・アンブローズ(現AEWジョン・モクスリー)が所属した大人気ユニ...