問題児ビッグ・キャスがトラブルを起こしてしまったようです。
キャスは、アメリカ時間9月14日に開催されたインディ団体WreslteProの興行に出場予定でした。この日は、8月にプロデューサーとしてWWEと契約を結んだ現オーナーのパット・バックが団体に別れを告げる特別な興行だったのですが……。
この日の興行にはAEWのSCUやオレンジ・キャシディ、そしてジョーイ・ジャネラもブッキングされており、彼らもバックステージにいました。そこで、キャスはジャネラを脅し始めたのです。キャスがジャネラを殴ったという情報もあります。
去る7月、ジャネラはエンツォ・アモーレとマジ喧嘩をしています。
アモーレはキャスの相棒。キャスがジャネラに突っかかった背景にはこの喧嘩があったことは間違いありません。
ジャネラの対戦相手であり、バックステージの重鎮であるダン・マフが声を上げるまでの間、キャスはジャネラに対して怒鳴り声を上げ、好戦的な態度を崩しませんでした。WrestleProはマフとジャネラを別室に移動させ、キャスの怒りを収めようとしたそうです。
しかし、キャスの暴走は止まりませんでした。「セーターを盗まれた」と騒ぎ出し、他のレスラーたちに対して暴行を働くような仕草を見せたのです。さらに、別の小さなロッカールームに移動した彼は、そこで試合の準備をしていたSCUやバックに対しても悪態をつきはじめ、この日の主役であるバックの顔につばを吐きつけました。
バックはキャスを殴ってノックダウンさせ、他のレスラーたちがキャスを部屋から引きずり出しました。すると、好戦的だったキャスは態度を一変させ、なぜバックに殴られたのか、何が起こっているのかわからないというような態度を取り始めたそうです。
その後、キャスは駆けつけた警察官によって会場から連れ出され、出場はキャンセルに。Fightfulによれば、ジャネラは警察からキャスを告発したいかどうかを尋ねられたそうですが、彼はこれを断り、「キャスには助けが必要だ」と発言したそうです。また、Twitterで「あの野郎が正しい道に戻ってくることを願っている」とコメントしました。
現在、WWEとの話し合いを行っているキャスですが、この様子だと復帰は難しいかもしれません。