新日本プロレスからAEWへ移籍したウィル・オスプレイにとって、「テレビ番組でプロモを披露する」というのは新たな課題の1つです。
アメリカのプロレス番組では、レスラーたちは自らの言葉でストーリーを語ることも求められます。名勝負を繰り広げることももちろん大事ですが、そこに至るまでの過程をどう語るかも重要です。
現在、オスプレイはAEWのトップレスラーの1人として活躍中。しかし、今後もアメリカのプロレス団体で活躍していく上で、プロモのスキルを上達させていくことは避けられません。彼にとって、これは本当に難しいことです。
「AEW Unrestricted」に出演した彼は、苦手なプロモへの取り組み方や、ADHDであることがプロモにどう影響しているかを明かしました。
正直言って、俺は決してプロモーションが上手ではなかった。新日本でやったことを振り返ると……これは新日本ならではだと思うんだけど、試合が終わった直後、たとえ血を流していたとしても、疲労で死にそうになっていたとしても、「コメントしろ」と言われるんだ。半分死にかけているような状態でコメントしなきゃいけないんだよ。
だから、変な感じでプロモーションを強要されるわけだけど、何を言っていいのか悪いのかはあまり指示されない。だから、ただ時々わけのわからないことを言っていたんだよね。そして、ほとんどの場合、俺は本当に何を言えばいいのか、わからなかったんだ。
テレビ番組では、カメラに集中する必要がある。これは、俺がADHDであることがわかる部分だと思う。プロモーションをしている時、人と目を合わせられないんだよ。これは直さないといけないとわかっているんだけど、ずっと前からそうなんだよね。気づいていなかっただけで。
ADHDだと分かったのは、2019年に日本にいた時だった。すぐに「ああ、なるほど」と思いました。衝動的なんだなって。だから、そういうところが俺の苦手なところなんだ。
(Wrestling Inc)