2019年にAEWが旗揚げしたことにより、プロレス界にはポジティブな競争が生まれました。
莫大な資金力を持つAEWは多くの大物レスラーたちと契約し、WWEから退団したレスラーも次々と獲得。バックステージのスタッフたちの雇用も生み出し、アメリカ国外のレスラーたちがアメリカのテレビ番組に出演する機会も生み出しました。
その一方で、トニー・カーン社長の手腕には賛否両論あります。知識豊富なプヲタとしてファン垂涎のブッキングを実現するのは彼の良さですが、レスラーたちとのコミュニケーション不足やリーダーシップ不足などが批判されています。
WWEのレジェンドレスラーであるアンダーテイカーは、自身のPodcast番組の中でAEWとトニーについて語りました。AEWには頑張って欲しいと思っている一方、トニーの手腕を疑問視されています。
うまくいけば、いつかAEWは自分たちの問題を解決して、本当の意味での競争を生み出すことができるはずだ。これはWWE内部の人間の多くには人気のない見方かもしれないけど、俺の考えでは、競争があってこそ成長できるんだよ。
AEWロッカールームに、本当のリーダーはいないと思う。彼個人に何も悪いところはないんだけど、トニー・カーンがプロレス団体を運営するのにふさわしい人物なのかどうかはわからない。彼の心は正しい場所にあり、何かをしたいと思っているんだろう。でも、WWEという巨大組織に対抗するプロレス団体を運営するだけの能力があるんだろうか?
繰り返しになるけど、AEWには頑張ってもらいたい。俺たちにも競争相手が欲しいからね。レスラーにとっても、観客やファンにとっても、競争はすべてにとって良いことなんだよ。
(Wrestling Observer)
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