2023年11月のSurvivor SeriesでCMパンクがまさかの復帰を果たした直後、2人の選手がお大きなリアクションを示しました。
1人はセス・ロリンズ。WWE内部におけるアンチ・パンクの代表格として知られ、以前からインタビューでパンクへの批判を繰り返していた彼は、パンクが登場した時リング上にいました。そして激しい怒りを見せ、それが2人の抗争につながっていきます。
そして、もう1人がドリュー・マッキンタイア。彼はパンクが登場する直前の試合に出場していましたが、パンクが登場する前にバックステージへ戻りました。彼もまたパンクの復帰にかなり怒っており、そのリアルな感情がパンクとの抗争で活かされることになりました。


俳優としても活躍するバティスタの最新作「Killer’s Game」で俳優デビューを果たしたマッキンタイアは、PWInsiderによるインタビューの中で「パンクがWWEへ復帰すると聞いた時、こんなにも上手くいくと想像できたか?」と質問され、パンクへのリアルな感情や、それを乗り越えてプロとして仕事をすることへのプライドを語りました。
うーん……正直、彼が復帰すると聞いた時はかなりムカついたよ。でも、プロレスはビジネス。なぜそうなったのかは理解できる。
面白かったのは、いろんな人たちが「絶対にこういうことが起こる」とか、「パンクは間違いなくあの選手と対戦するだろう」とか、いろんなことを言い始めたことかな。そういう意見を見聞きしながら、俺は「あいつとは長い歴史があるし、俺にも本音というものがある」と思っていた。
もしチャンスがあれば、彼と最高に面白いストーリーが作れると思っていたよ。だって、個人的な感情はどうあれ、俺もパンクもプロフェッショナルだから。
俺たちは、クリエイティビティを世界に見せるチャンスをもらった。WWEのクリエイティブ・チーム、特にHHHからは、「限界まで攻めろ」と言われているんだ。観客を感動させろ、信じさせろ…ってね。テレビ画面の内外で本気で演じれば、みんなをストーリーに引き込むのはそう難しいことじゃないさ。
パンクの復帰に激烈な反応を示した2人が、プロフェッショナルとしてパンクと素晴らしい構想を演じたのは流石としか言いようがありません。
WWE復帰後のパンクは特に問題を起こすこともなく、かつて彼との間に軋轢が生じていたケビン・オーエンズは「深く関わらないようにする」ことで関係が再びこじれることを避けています。そのような対応を取る人もいれば、犬猿の仲だったAJスタイルズのように「今なら、彼と面白いことができるかもしれない」と考えを改める人もいる。今後もパンクの抗争相手は尽きることがないでしょう。


(PWInsider)
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