先日、AEWとワーナー・ブラザース・ディスカバリーは、最大4年の新たなテレビ放映権契約に合意しました。
この契約により、毎週水曜日放送のDynamiteと土曜日放送のCollisionの放送継続は決まりました。しかし、金曜日放送のRampageや、不定期放送のBattle of the Beltsの動向は不透明です。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、Rampageと Battle of the Beltsは新契約に含まれておらず、終了の可能性があります。Rampageがいつまで続くかは不明で、数週後に終わる可能性も、年末まで続く可能性もあるようです。
一方、AEWはワーナー以外のメディアへ売り込む新番組Shockwaveの準備も進めています。元AEW世界王座チャンピオンのスワーブ・ストリックランドは、出演したYoutube番組の中で「俺たちはWWE・SmackDownがいなくなったFOXへ行くんだ」と発言したことがあり、これはShockwaveの行方を示唆していると考えられています。
メルツァーによれば、現在、AEWとメディア企業の間で少なくとも2つの案件について交渉が進んでおり、どちらも差し迫った状況ではないとのこと。Shockwaveの放送開始は先の話になるかもしれません。
また、先日、AEWはFox Sports Mexicoとのパートナーシップを発表しました。Fox Sports MexicoはメキシコでWWE・RAWを放送中ですが、RAWは2025年1月からNetflixでの配信に移行します。AEWとの関係は長期的に続いていくかもしれません。
メルツァーは、AEWトニー・カーン社長が国際的な成長に力を入れていることや、2025年の目標として「より多くの国際的な場所でテレビ契約を獲得すること」を掲げていることを明かしています。
また、Fox Sports Mexicoの視聴者向けに、彼らが親しんでいるルチャ・リブレ風の試合を多く提供していきたいと考えているといいます。PPV・WrestleDreamで行われ好評を博したホログラムVSザ・ビースト・モルトスの3本勝負はまさにメキシコ市場を意識した試合で、世界中のファンから好評でした。
(Wrestling Observer)