2022年から継続的に「AEW退団、WWE復帰」の噂が報じられてきたマラカイ・ブラック。
2025年初頭にも同様の報道がありましたが、今回は本当のようです。Fightfulやレスリング・オブザーバーが「彼はAEWでの活動を終了した、あるいは終了する予定だ」と報じており、今後彼がテレビ番組へ戻ってくることはないと思われます。番組でも、彼が去ることを前提とした展開が続いています。
彼は紛れもない実力者で、試合をする度にファンを沸かせてきました。しかし、AEWではシングルマッチの機会がほとんどなく、彼へのブッキングには一定の批判の声もありました。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、AEWの一部のスタッフたちは、彼の退団を歓迎しているそうです。
その理由は、ブラックがWWEへの復帰を希望していることが明確だったこと。そうした気持ちを持つレスラーをテレビ番組で起用するのは難しく、特に「負ける」ということに抵抗がある場合、状況は悪化しやすい、とメルツァーは指摘しています。ブラックと同様にAEWでのブッキングに恵まれないミロ(ルセフ)にも、ハングマン・アダム・ペイジに負けることを拒んだのがきっかけで出番が減っていった…という報道がありました。
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ブラックの場合、出番自体は定期的に得られていましたが、退団を希望しているとの噂があった2022年夏以降はシングルマッチがわずか5試合しか組まれませんでした。2021年から2022年夏までのシングルマッチは9。彼のWWE復帰を望む気持ちがこうした数字に現れていたのかもしれません。
(Wrestling Inc)
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