1990年代、ブレット・ハートやショーン・マイケルズといった「決して大柄ではないプロレスラーたち」がWWE(WWF)のリングで「試合内容重視」のスタイルで活躍したことは、21世紀のプロレス界に大きな影響を与えました。
ハルク・ホーガンやアルティメット・ウォリアーといった、身長2メートル近くで筋骨隆々なスーパースターが大活躍する一方、ブレットやマイケルズは「プロレスの幅の広さ」を体現する活躍を披露。ブレットは現役レスラーたちから非常にリスペクトされる存在で、今も影響力は衰えていません。
ブレット自身、現在のプロレス界に与える影響力の大きさを誇りに思っています。最新のインタビューで、彼は次のように語りました。
今のレスラーを見ても、ハルク・ホーガンやアルティメット・ウォリアーを真似してる奴なんていないだろ?でも俺や、ダイナマイト・キッド、カート・ヘニング、弟のオーエン(・ハート)といった選手たちのスタイルを真似しようとしてる奴はたくさんいる。
今のレスラーたちは、まさに俺のスタイルで闘ってる。それは現代の世代から俺が受け取れる最大の賛辞だよ。
彼らが確立したスタイルは今後も受け継がれ、プロレス界を進化させていくでしょう。こうした継承もプロレスの面白さの一つです。
一方、ブレットは「最近のレスラーは『レスラーのふりをした俳優が多い。特にAEW」と、最近の風潮に対する苦言も呈しています。

「特にAEWには、レスラーを演じる俳優みたいなやつが多すぎる」ブレット・ハートが現代プロレスの「本物のレスラー」像を語る
偉大なレジェンドレスラー、ブレット・ハート。卓越した技術でファンを魅了した彼には、現代プロレスにとある「不満」があります。 現役引退後はプロレス界の最前線から一歩引いた立場でプロレ...
(Fightful)
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