ケビン・オーエンズは、SmackDown最新回で首の手術を受けることを発表。レッスルマニア41でランディ・オートンとの一騎打ちが予定されていましたが、無念のキャンセルとなりました。
2024年にオートンへパイルドライバーを決めて病院送りにしたオーエンズ。その抗争には大きな注目が集まっていましたが、首の負傷を悪化させるわけにはいきませんでした。今後、彼は首の手術を受け、回復に努めることになります。
最新のインタビューで、彼はこの件について「最悪のタイミングだ」とし、無念を語りました。ここ数ヶ月の試合で首の状態が悪化してしまい、手術を受けざるを得なかった…と明かしています。
25年もプロレスをやってれば、いずれ何かは起きる。正直、タイミングは最悪だよ。でも不思議と今も体調は悪くない。日常的な問題じゃなかったけど、ここ数ヶ月の試合で「これはおかしい」って思う瞬間があった。常に痛いとかじゃないけど、ちゃんと調べてもらったら、首に異常が見つかったんだよ。
去年の12月に、興味本位で全身のMRI検査を受けてさ。結果は「膝がボロボロ」ってことで、それは前から分かってたことだから心配はなかった。それ以外だと、背骨に「軽度〜中程度の脊柱管狭窄症（神経の通り道が圧迫され、腰や足に痛みやしびれなどの症状が現れる病気）」がある、って。WWEの医師に見せたら「誰にでもあること。キャリアに問題はないよ」と言われた。その後も調子は良かったんだ。
でも、今年の1月のある試合（レイ・ミステリオ戦かジミー・ウーソ戦）で、2つのスポットで首にガツンと衝撃が来た。それで、「あ、やばいかも」と思ったんだ。そして今週、再びMRIを撮ったら、「これは深刻だ」って言われたよ。
WWEの医師から今回のことを説明された時、あまりにもショックでさ。まさかレッスルマニア41に出られないほどの状態だとは思わなかった。「レッスルマニア41が終わったら治療するか」と思っていたのに、そもそも出られないなんて。頭が真っ白になって、その先の説明が全く頭に入らなかったよ。本当に最悪だ。
レッスルマニア41でランディ・オートンと戦えないのが一番きつい。でも、俺は復帰できると思ってるし、少なくともそう願っているよ。この仕事には危険がつきものだ。だから、どうなるかは分からない。多分大丈夫だと思うけどね。
これが面白いとこなんだけど、俺のことを批判するやつらは、「だからこういう試合はやるべきじゃない」って言うんだよな。でもハッキリ言うけど、今回のケガは「普通の試合」で起きたんだよ。ハードコアなことは一切してない。ただの、ごく普通の2つの動作だった。何度も繰り返してきた動きだ。
確かに、こんな状態でPLEで2試合もしたのは、状況を考えたら避けるべきだったかもしれない。でも当時は何も分からなかったし、過激な試合ばかりだったけど、「首が変だな」なんて思った瞬間は一度もなかった。頭から落ちたこともないし、何の違和感もなかったよ。
なのに、みんな「あの瞬間に怪我をしたんだ」って勝手に決めつけるんだよ。でも、俺たちの仕事、俺たちの芸術ってのは、「起きてないことを起きてるように見せる」ことなんだ。俺はそれが得意なんだよ。
有刺鉄線を使った時だって、「あれは偽物だ、血が出てないじゃないか」って言う人がいた。でもさ、有刺鉄線ってのは、バチっと引っかかったら裂けて血が出るけど、椅子にギュッと巻かれてる状態で、ただ着地しただけなら、突き刺さるだけで流血にはならない。俺は実際、突き刺さった跡はあるけど、血まみれにはなってない。それだけのことだ。
でも何を言っても信じないやつは信じない。「あいつは嘘ついてる」って言うだけ。もうそれは仕方ないけどね。最終的には、やっぱり25年の積み重ねってのがあると思うよ。俺よりも遥かに安全なスタイルでやってきた人たちだって、もっと早くにこういうケガを負ってることもある。
だから、時には「ただの運の悪さ」なんだよ。あの試合で起きた2つの動作が、ほんのちょっとズレてただけで、全部が変わっちまったんだ。
（Fightful）
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