AEWのケニー・オメガは、10月20日に開催されたメキシコの団体AAAの興行”AAA Heroes Inmortales XIII”でAAAメガ王座に挑戦。チャンピオンのレイ・フェニックスとの激闘を制してベルトを勝ち取りました。
その後、ケニーはAAAメガ王座のベルトをAEWに持ち込むと約束したものの、23日放送のDynamiteでは実現せず。今後、同王座のチャンピオンとして、ケニーがどのように動くのかはわからない状態です。
レスリング・オブザーバーによれば、このベルトがレイ・フェニックスに任された時、NWA世界ヘビー級王座や今日のIWGPヘビー級王座のレベルまでベルトの格を上げるというアイデアがあったそうです。人気・実力を兼ね備えたフェニックスがチャンピオンであれば、世界中から挑戦者を集め、素晴らしいタイトルマッチを行うことができる。しかし、このアイデアはうまくいきませんでした。フェニックスはアメリカでの活動が忙しかったため、420日ものタイトル保持期間の間でシングルマッチでの防衛戦はケニー戦の1試合しかブッキングできませんでした。
ケニーが新チャンピオンになることは誰も予想していなかったことで、フェニックスの時とは異なり、今後の計画はハッキリしていないそうです。
もともとAAAメガ王座は防衛戦が少ないベルトなので、AEWでの活動がメインのケニーでも王者としての役割を果たすことはできそうです。また、AEWとAAAは提携関係にあり、団体創立からDynamite開始までの間、ヤング・バックスとルチャ・ブラザーズがAAA世界タッグ王座を巡る抗争をAEWのPPVで展開していたという実績もあるため、AEWのベルトの1つとして活用することもできるでしょう。
今後何が起こるかわからないベルトをケニーが持っているというは妄想が膨らんでいいですね。
(Wrestling Observer)