WWE時代に良好な関係を気づいていた元最高責任者ビンス・マクマホンとトップスターのダニエル・ブライアン(現AEWブライアン・ダニエルソン)。しかし、ブライアンにとっては「良い面も悪い面もある相手」だったようです。
2010年代のWWEにおいて、ブライアンはトップスターとして常に注目を集める存在でした。まさに世代を代表する存在。Yes!ムーブメントがプロレス界に与えた影響は計り知れないものがあり、そのプロデューサーであるビンスとパフォーマーのブライアンは切っても切り離せない関係にあります。
2024年1月、ビンスと元タレント・リレーション部門責任者のジョン・ロウリネイティス(ジョニー・エース)は、元WWE女性従業員から性的虐待の被害を訴える訴訟を起こされました。ちなみに、ロウリネイティスはブライアンの妻ブリー・ベラの母と結婚しており、両者は家族関係にあります。
アメリカのラジオ番組に出演したブライアンは、ビンスと一緒に働いた経験について質問され、基本的に感謝しているものの複雑ない心境があることを明かしました。
良い部分も悪い部分もあった。正直あまり多くは語りたくない。家族に関わる繊細な問題が多すぎるし、見出し狙いの記事も出てしまうからね。
誰にだって両面があるものさ。彼についての俺の考えは本当に複雑で、自分の中でもこの人をどう捉えるべきか迷っている。
間違いなく感謝している。それは間違いない。自分は元々世界王者を目指していたわけではない。ただ好きなことを仕事にできていただけで満足だった。キャリアを支えてくれたマクマホンには感謝している。職場のボスではなく、一人の人間として接してくれた時は、自分の父が亡くなった時、彼はこれまでで一番温かいハグをしてくれた。
従業員への対応と人間としての優しさ……その両面がある分、今の性的虐待訴訟の告発内容と折り合いをつけるのが難しいよね。
(Fightful)
あわせて読みたい

