チーフ・コンテンツ・オフィサーとしてWWEのクリエイティブを牽引するHHH。彼は現場の最高責任者ですが、一方でブッキングの全権を握っているわけではないかもしれません。
親会社TKO体制の中で、WWEはTKOからのクリエイティブへの介入を避けられない状況になっています。2026年のレッスルマニア42では、TKO上層部がマネジメントを務めるパット・マカフィーがコーディ・ローデス&ランディ・オートンのストーリーに介入し、ファンから大きな反発が起きました。こうした傾向はこれからも変わらないでしょうし、HHHのブッキングに大きな影響を及ぼし続けるはずです。
元WWEカリオン・クロス(キラー・クロス)は、最新のインタビューで「現在のWWEを取り巻く状況とHHHの采配」について語り、「もはや、彼はブッキングの全権を握っていないだろう」という持論を語りました。
俺の推測だと、外部から指示を出してくる連中がいるんだ。HHHは、奴らがテレビやPLEで展開したいものを最大限に活かさなきゃならない立場なんだと思う。あくまで俺の推測だけどな。パターン認識に基づいてそう判断しているんだ。
特にZ世代の間で顕著になっていることだけど……連続性のあるエピソードを作っている時にそれが破綻すると、みんなの頭の上に赤信号が点灯して、「ここで何が起きたんだ?」ってなるんだ。プロレスでは特にそうだね。
さらに彼は、観客が求めるものに基づいたHHH独自のブッキングスタイルに言及。WWEの現場には「新たなプレイヤー」がいるため、もはやHHHが全権を握っているとは思えないと主張しています。
新たなプレイヤーが関わっている今、連続性が破綻してファンがそれを嫌がる可能性は高い。そのせいで、「フィクションの世界に没入すること」からみんなを遠ざけてしまうんだ。これはエンターテインメントとして致命的だよ。HHHのやり方じゃないと思う。
彼の下で働いていた人間として言わせてもらえば、彼には観客が見たいものと合致した彼独自のパターンがあった。彼が全権を握っていた時期も知っているし、そうじゃなかった時期についても見当がついている。俺から見れば、今は彼がすべての決定を下せる状況には見えないな。もちろん、彼を見下してこんなことを言っているわけじゃないよ。
どんな状況であれ、HHHはチーフ・コンテンツ・オフィサーとしてできる限りのことに全力で取り組んでいるはずです。TKOが親会社だからこそできることも沢山あるわけで、本当に難しい問題だと言えるでしょう。
(Wrestling Observer)
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