2010年代以降のプロレス界でトップレスラーとして活躍するケニー・オメガ。AEWや新日本プロレス、DDTで過酷な戦いを続けてきた代償は、今の彼を脅かしています。
AEW入団以降、ケニーはコンディションの不調に苦しんできました。AEW世界王者時代は極度の体調不良と戦いながら過酷なスケジュールをこなし、2023年末から2025年1月までは大腸の厄介な病気、憩室炎の闘病で戦線を離脱しました。
このような立場になった今、彼は「若手たちが身体を酷使しすぎること」に警鐘を鳴らしています。自分のようになってほしくない…という思いもあるのでしょう。
まるで「ドラゴンを追いかけてる」ような感覚になっていくんだ。危険な技、自傷的なレベルのムーブ、自分を削るスケジュール……。「まだいける」と思ってるうちはいい。でも限界は突然来るんだ。
毎週のテレビ番組で夢の対決をやるのは素晴らしいことだ。ただ、その分、レスラーたちはもっとすごいことを次にやらなきゃいけなくなる。それが結果的に若手の身体を早く壊す原因になってると思う。
彼らが将来チャンピオンになるタイミングで、もう満身創痍になっていたら……どうやってベルトを守らせる?って話だよ。
俺はもう「どうなるか」を分かっている。これからのペース、どの瞬間で本気を出すべきか、全部計算してやってるんだ。
だけど、若いレスラーまみに「こうなるぞ」とは言えないんだ。俺もそうだったからな。「自分は大丈夫だ」って思うのが若さというものだよ。
(Fightful)
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