レッスルマニア41以降、存在感を強めているカリオン・クロス。WWEへの残留が疑問視される中、ポール・ヘイマンは彼の台頭をあのスターたちと重ね合わせています。
今週中にWWEとの契約が満了すると報じられているクロスは、「WWEから新契約のオファーがあった」という報道をインタビューで否定。これ自体がストーリーラインの一部である可能性は残されていますが、不安定なステータスが続いています。
レッスルマニア41後のぶっちゃけインタビュー、ファンからの支持が日に日に高まり続ける光景、サウジアラビア大会Night of ChampionsやSummerSlamでのサミ・ゼイン戦…。これらを見たヘイマンは、最新のインタビューで「WWEがクロスの起用に慎重である理由」を、戦略的なものだと説明しました。
彼は素晴らしいパフォーマーで、スカーレットとのユニットは最高だ。観客は彼をもっと大きなスターにしろと求めているけど、こちらが急いでその期待に応えないことで、むしろ彼らの支持が強まっている。観客が彼をスターにしているんだ。我々が無理やり押し付けているわけじゃない。
スティーブ・オースチンやダニエル・ブライアン(AEWブライアン・ダニエルソン)がスターへ成長していった時と似ているよね。観客が「自分たちの男だ」と感じ、もっと上に行かせたい…!と後押しする構図が似ていると思う。
すぐにタイトル戦線へ組み込むより、こうした状況を続けたほうが、ファンからの支持を高められると思うよ。40歳の彼に対する会社の計画は、しっかりと機能してる。
もしクロスが無事にWWEへ戻ってくるのであれば、まっすぐ伸びているスターへの道を順調に歩んでいってほしいですね。ビンス・マクマホン時代を思うと、ここまで来たか…と感慨深いです。

(Wrestling Inc)
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