コーディ・ローデス「WWE: “壮大なるドラマ”の裏側 は素晴らしい。全部見せてしまうからこそ起こる『魔法』もあるよ」

母さんはこの番組が大好きだ。母さん自身もレスラーみたいな人で、この業界の浮き沈みを全部見てきた。シリーズが始まった時、普段はプロレスを見ない人から「信じられない、こんな世界だったなんて」って驚きのメッセージが一気に届いたよ。まさにそれが狙いだったんだ。

HHHが冒頭で「何を想像しているか」を語って、その後に「実際はこうだ」と見せる。そこにリア・リプリーやCMパンクといった人物像が映し出されていくんだ。

この番組の影響？業界にとって良いも悪いもない。「秘密を暴きすぎだ」って声もあるが、プロレスにおける古典的な原則は「チケットを売ること」だ。強引なやり方で「あの選手を見たい、この選手を見たい」と思わせるのは、別に変わったことじゃない。

この番組は意外と古典的なんだよ。普段なら見せないものを見せつつね。俺が思うのは、「何かを見せることで逆に別の所に注意を向けさせられる」ということ。だから観客を驚かせることができるのさ。全部を見せるからこそ、想定外の「魔法」を生み出せるんだ。