2025年8月にWWE退団を巡って情報が錯綜したカリオン・クロス。インディシーンに戻った後も「WWEはホームだ」と公言する一方で、退団を巡る騒動は「誤解されている」とも主張してきました。
レッスルマニア41後にファンからの支持が急上昇し、ポール・ヘイマンが「ダニエル・ブライアンのようにファンが育てるスターだ」と評するほどの存在になっていたクロス。しかし、SummerSlamでのサミ・ゼイン戦後にWWEとの契約が満了してしまいました。
一時は「これはWWEが仕組んだものだろう。クロスはいずれWWEに復帰し、脚光を浴びるはずだ」と考えるファンも多かったものの、本人が「WWEとの新契約オファーは評価方法が曖昧で、確認している間にオファーの有効期限が切れた」などWWE側の対応に不満を抱いていることや、ファン人気の急上昇についてWWE上層部との間に認識の齟齬があったことなども暴露しています。
自身のYoutubeチャンネルで公開したドキュメンタリー動画の中でWWE退団後の日々を語った彼は、「クロスのWWE退団は仕組まれたもの」という噂に言及し、「むしろハメられたのは俺の方だ」と考えていることを明かしました。
「これは全部、壮大な仕掛けなのか?」って、俺にそう聞きたいのか? これがワークかって? 俺がWWEへ戻ってきて「サプライズだ」と宣言するような、壮大で、精巧で、複雑なワークなのかって?
その質問への答えは、ある意味イエスだ。これはすべて一つの大きなワークだった。だが、最悪なのは、みんなが思っていたようなワークではなかったということだ。なぜなら、俺こそがハメられた側だったんだからな。
こうした発言がいずれストーリーに昇華する可能性があるのもプロレスの面白いところですが、現時点ではこうした考えを持っている…。WWEへの思いがあるからこそAEWとの接触は「AEWに失礼だ」と考えるクロスの複雑な感情は何処へ向かっていくのでしょうか。
(WrestleZone)
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