AEW初期メンバーで、2022年に解雇されたマルコ・スタント。
小柄ながらアクロバティックなスタイルが魅力の彼は、次第にAEWでの立場を失っていき、トニー・カーン社長とのコミュニケーションも取れなくなるような状況に陥りました。この件は、同時期に同じような状況を経験したジョーイ・ジャネラと共に、AEWにとってネガティブな話題としてSNSで大きな話題になっていました。
名物番組Busted Open Radioにゲスト出演した彼は、結果的にAEWから解雇された原因は自分にあるとし、あまりにも快適すぎて現状に甘えてしまったことへの後悔を語りました。
いくつかの要因があったと思う。あれから俺も大人になったよ。もうすぐ30歳だからね。始まった当時は20代前半で、若く、愚かで、夢を実現することに興奮していた。
あまり良くない決断もいくつかしてしまったんだ。「よし、俺はここにいる、大丈夫だ」みたいに扱ってしまった時が何度かあった。正直言って、それはひどい考え方だったね。
AEWにいたことは本当に楽しかった。ジャック・ペリーやルチャサウルス、サミー・ゲバラ、そして俺たちが参加していたVlogのクルーとか、生涯の友ができたよ。
でも、計画が変わり始めたんだと思う。いろんなレスラーが新入団してきてさ……数年前に手に入れたオモチャより、新しいオモチャの方が楽しいだろ?それに何の問題もない。物事はそうやって進んでいくんだ。
AEWのことは、まったく恨んでなんかいないよ。夢を実現できて本当に幸運だった。友達ができたことも本当に幸運だ。今でも毎週のように「昔、あなたを見てました」って声をかけてくれる人がいるんだ。スーパマーケットやガソリンスタンドに行くと、そんな声をかけられる。未だにクレイジーだと思うよ…。
でも、自分の居場所をもう少しうまく維持するために、違うやり方ができたこともあったとは思う。やっぱり、俺は成熟した対応ができていなかったんだと思う。俺は、自分自身を責めないといけないと感じてるよ。
正直に言うと、快適になりすぎたんだ。AEWは快適すぎた。別に自分がアンタッチャブルな存在だなんて感じていたわけじゃない、そういうことじゃないんだ。そんな考えは一切なかった。でも、あそこは本当に、本当に居心地が良かった。
みんなのことをファミリーみたいに感じていたから、だからつい……当たり前だと思ってしまった。それが多分、一番しっくりくる表現だね。
現在、彼は健康問題でプロレスラーを引退し、自動車販売員として働いています。
(Wrestling Inc)
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