WWEスーパースターになり、メインロースターとしてRAWや SmackDownで活躍することを目指すレスラーは世界中にいます。
AEWや新日本プロレスなどが国際的な人気をある中でも、最大手であるWWEのブランド力は絶大。ドラゴン・リーのように、上記2団体でしっかり結果を残し、適性を見せながらも「長年の夢」だったWWE移籍を選択する選手もいます。
しかし、WWEのトップスターであるセス・ロリンズは、「メインロースターの全員がプロレスを愛しているわけではない」ように感じているようです。最新のインタビューで、彼は次のように語りました。
プロレスを愛していないプロレスラーがいるかって?いるよ。メインロースターにも大勢いると思うな。
キャリアとして長く続けるつもりなら、愛がなけりゃ無理だね。完全にボロボロにされちまうから。見ての通り、肉体的にも精神的にも削られる過酷な仕事なんだよ。
ただ、今は昔に比べてスケジュールがだいぶ軽くなった。毎週移動はしてるけど、試合数はあの頃とは比べものにならないほど減ったからな。
俺や妻ベッキー・リンチが年間200試合やっていた頃は、愛がない奴なんてすぐに淘汰されてたよ。すぐに疲れ果てて、燃え尽きて辞めていくんだ。
でも、そうだな……今のメインロースターには、必ずしもプロレスへの愛を持っていない奴が「大勢いる」と言っていいだろうね。
従来の過酷さが軽減されたことにより、WWEはプロレス愛がなくても続けていられる世界になった…ということでしょうか。愛がなくても才能があればスターになれる世界で、愛に溢れる選手たちは複雑な感情を抱いているのかもしれません。
(Fightful)
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