2025年の引退ツアー中に、ジョン・シナは短期間のヒール活動を経験しました。
その活動には賛否両論あるものの、引退直前に「極悪なシナ」を見ることができたのはファンにとって貴重な体験だったでしょう。彼自身も、これまでの経験を活かし、クリエイティブに取り組んでいました。
出演したPodcast番組で、彼はヒールターンにあたって周囲やクリエイティブ・チームととどのように協力したかを語りました。
俺は幸運にも、「自分は全てを知っているわけではない」という視点を持つことができた。23年もやってきから、いろんなことを熟練してはいるけど、「この部屋の中で俺が一番賢いわけじゃない」と気づいているんだ。
今の技術で何ができるかなんて、俺にはわからない。まあ、「LEDボードを真っ黒にする」くらいなら俺でも思いついたかもしれないけどね。
俺はスタッフを頼りたかったんだ。制作チームのところへ行って、彼らがどう考えているかを聞く。俺から「こうしてくれ」と指示は出したくない。まずは彼らのアイデアを聞きたいからな。
制作側は「シンプルにするのはどう?」と言ってきた。俺は「どこまでシンプルにできる?」と返す。「全部真っ黒にするのは?」「でも、お前らのことだから照明も派手に……」「いやいや、全部消しちまおう」「マジかよ、そりゃ客から見れば最悪だな。……よし、それでいこう」って。こんな感じで演出を決めていった。
だから、これら全てを俺一人で決めたわけじゃない。俺には全部をカバーできるほどの視野はないからな。その代わり、あらゆる部署に顔を出すんだ。「入場は俺たちの仕事の大部分を占める。照明はどうする? 演出はどうする?」ってね。カメラマンのところにも行く。「どう撮りたい?」って。
そうすると、一緒に働く選手たちにも話が降りていく。「このメッセージをどう伝える?」とね。もちろん、最初は上層部のクリエイティブから始まる。「君を悪役にしたい」「オーケー、わかった。どうやってやろうか?」ってね。
優秀な人材がたくさんいるんだから、彼らに仕事を任せてアイデアを出してもらう。「こういうのを考えてるんだけど」と言われたら、「ああ、いいアイデアだ。それでいこう」と答える。もし俺が一方的に要求ばかりしていたら、見落としていたかもしれない素晴らしいアイデアがたくさんあるんだ。これってすごいことだよな。
(WrestlingNews.co)
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