ジョン・シナが引退したSaturday Night’s Main EventにNXTロースターとして参加したオバ・フェミ。
彼は「統一WWE王者コーディ・ローデスとのシングルマッチ」という素晴らしい経験をすることができたのは、シナが「Saturday Night’s Main Eventを、NXTの選手たちを紹介する場にもしたい」と考えていたから。そこにフェミが抜擢されたのは、WWEが彼をどれほど高く評価しているかを物語っています。
引退を目前に控えたシナは、NXTロースターとも積極的にコミュニケーションし、自身の哲学やアドバイスを伝えていました。フェミは、インタビューでシナとの交流や受け取ったアドバイスについて語っています。
ジョンと言葉を交わす光栄な機会があったよ。それほど多くはないけどね。彼がNXTでセミナーを開いてくれたこともあるけど、それはどちらかと言えば一般的なトピックが中心だった。だが、1対1で話すことができた数少ない機会は、非常に洞察に満ちていたよ。
彼はこのビジネスについて、明らかに違う視点で考えている。第一に時代が違うし、第二に物事を行うレベルが違うからね。みんなが「次はどの技を出そうか」と考えている時に、彼は「なぜ俺たちは戦っているのか?これで観客はどう感じるか?どう感じさせたいか?このセグメントから客は何を持ち帰るのか?」と考えているんだ。プロモの些細なディテールに至るまでね。
自分の技術に対してそこまで意識的になれるというのは、別次元の話だ。ジョンはいろいろなことを教えてくれた。その中で特に心に残っているのは、彼が言った「戦うべき場所を選べ」という言葉だ。彼はこの仕事に対して常にリアルだ。100%リアルなんだよ。「戦いを選ぶんだ。いつ戦うべきかを知る必要がある」とね。
あの言葉には感謝している。プロレス界には「ただ言われた通りにやれ」という人があまりにも多いからね。ジョンはキャラクターだけでなく、その背後にいる人間を信じている。特に、そもそも自分で苦労して作り上げたキャラクターであるならなおさらだ。
家に帰って、自分の作品をどう作り上げるか練り上げている人はたくさんいる。それを常に、観客が望むものや、バックステージの人間が言うことに委ねてしまってはいけないんだ。彼はそういう部分に対してすごく意識的だね。彼のアドバイスには本当に感謝しているよ。
(Fightful)
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