セス・ロリンズの代名詞とも言える必殺技「ストンプ」は、2015年から2018年にかけて使用が禁止されていました。
その理由として知られているのは、彼が2015年にWWE世界ヘビー級王者となった際、メディア露出が増えたことで「子供が真似をして怪我をするリスクが高い」と判断されたこと。ストンプは極めてシンプルで、誰にでも真似できてしまう強力な技です。ファミリー層から忌避されるような技を使ってほしくない…という判断は、WWE上層部にとって当然のことだったのでしょう。
最新のインタビューで、セスはビンス・マクマホンからストンプ禁止令を伝えられた時のことを振り返りました。何年も使っていた技を禁止され、必殺技のない世界王者になってしまったことへの違和感、その代替策としてHHHのペディグリーを借用するようになった経緯を語っています。
ビンス・マクマホンがあの技を禁止したんだ。俺がレッスルマニア31で初めて世界王座を獲得した、まさにその翌日にね。
ショーの翌日、俺はプライベートジェットに乗ってニューヨークへ飛んで、朝の情報番組「トゥデイ」に出演したんだ。そこからまたジェットに乗って、今度はRAWのためにサンノゼへ向かうと、会場で「ビンスが君を呼んでいるぞ」って言われてさ。それでオフィスに入ると、彼が「んー……」って感じで座っていたんだ。
そして、お決まりのポーズ(前かがみになって、膝の上で手を組む仕草)をした彼はこう言ったんだ。「さて、えー、その、ストンプだが、私は、えー、我々は違う方向へ進むべきだと思うんだ。我々は別の、同じくらい素晴らしくて、あー、同じくらい破壊力のあるものを探すつもりだ。だが、えー、我々は違う方向へ進むべきだと思うんだ」ってね。ああ、彼は禁止したんだよ。
何が起きたのかはわからない。俺は何年もあの技をやり続けていたからね。でも、俺はこうだったんじゃないかと思ってるんだ。確証はないけどね……。彼は「トゥデイ」の放送を見たんだよ。そこでストンプの映像を見て、人々がそれを「カーブ・ストンプ」と呼んでいるのを見たのさ。
そして彼の側近の誰かがこう言ったんだ。「うーん、ビンス、あの技はどうでしょうか。少し危険すぎるかもしれませんし、名前に悪い意味合いが含まれているかもしれません(カーブ・ストンプは、路上で相手の頭を縁石に押し付けて踏みつけるという非常に残虐な暴行を連想させる言葉)。私にはわかりませんが」ってね。
俺に言わせれば「おいおい、俺たちは何年もこれをやってるんだぜ。これはプロレスだ。そんなことは全くないし、嫌なら別の名前にすればいいだろ。名前を考えたのは俺じゃなくて、あんたたちじゃないか。ストンプでも何でも好きに呼んでくれよ」って感じさ。でも結局、彼は当時の俺に何の説明もなく技を取り上げたんだ。ただ「もうあれは使わない」ってね。俺は「わかったよ」としか言えなかった。
そして、俺はフィニッシュホールドがない状態に取り残されたんだ。フィニッシュホールドを持たない世界王者だよ?俺がHHHのペディグリーを盗もうと決めるまで、数ヶ月はかかったな。
セスは、ペディグリーを使うためにビンスとHHHの関係を利用しました。以下の記事で詳しく紹介しています。

(eWrestlingNews)
あわせて読みたい



